リチャード・デミング『絞首台のある庭 私立探偵マニー・ムーン』

遺産相続にまつわる事件、そして曰くありげな人間ばかり登場する。まごうことなき本格ミステリなんだけど、ハードボイルド小説でもある。主人公マニー・ムーンのへらず口が最高で、そこだけ読んでいても楽しい。
本格ミステリとハードボイルドの組み合わせだからできる要素が謎解きに組み合わさって、終盤の展開はこれでもかとあれこれ詰め込まれている。まさか本格ミステリなのに探偵が、銃撃戦を繰り広げるとは思わなかった。
そしてラスト、事件の謎はすべて解き明かされたものの、証拠となるものがなにもない。そんな状況でどうやって犯人と対峙し、そして納得のいく結末をむかえさせるのかという部分はうまいなあ。

Amazon.co.jp: 絞首台のある庭:私立探偵マニー・ムーン (新潮文庫 テ 27-2) : リチャード・デミング, 田口 俊樹: 本
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