Vie simple

グラデーションに魅了される

僕がよく行く書店は店の一部が文房具売場となっている。なので、時間の余裕がある時は、買いもしないのにこの文房具売場をひと通り見て歩く。見ていてワクワクさせられるのは色鉛筆やカラーマーカーが並べられてある場所で、全色揃えて買いたくなる衝動に駆ら...
Vie simple

騙そうとする人々 三人目

日曜日の夕方、のんびりとしていると玄関のチャイムが鳴った。出てみると、そこには一人の男性が立っていて、コミュファ光のものですと、名刺を見せた。もちろん、名刺などどうにでもなるので、はっきり確認しようがしまいが、どうでもいいのでそれは無視して...
Vie simple

ドラマと現実の違い

ドラマなどで描かれる精神科の診療というのは一回の受診時間がかなり長く、カウンセリング的なことまで行なっていることがたまにある。僕自身も実際に妻の精神科の受診に付き添い、実際の診療を体験をするまで、いや体験してしばらくのあいだはそういうことが...
C’est combien

菜時記 文月/辛亥

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。いつか妻と一緒に買物に出かけることができる日が来る...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 65/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『オトノハコ』岩岡ヒサエ箱の中には何が入っているのだろうか。岩岡ヒサエの考える箱の中には音が詰まっていたのである。空っぽの箱の中には音が詰まっている。音の...
Vie simple

夢のなかの死

夢の中で、いま自分は夢を見ているのだと自覚をしたことがある人とはどのくらいいるのだろうか。あいにくと僕はそういう夢を見たことがない。夢のなかではそれは僕にとって真実であり、たとえそれが現実にはありえないような出来事だったり現実には存在しない...
histoire

オータム・タイガー

いやはや、こんな面白い小説をどうして今まで見過ごしていたのか。まあ、もっとも、この本が翻訳されたのが1990年、しかも創元ノヴェルズというレーベルで出たのだからあの当時の僕には食指が動かなかったとしても仕方がない。何はともあれ、こうして復刊...
Vie simple

来月の気になる本

文春文庫『静かな炎天』若竹七海文春文庫『小さな異邦人』連城三紀彦実業之日本社文庫『顔のない肖像画』連城三紀彦幻冬舎文庫『土漠の花』月村了衛幻冬舎文庫『ギフテッド』山田宗樹扶桑社ミステリー『ハイキャッスル屋敷の死』レオ・ブルース新潮文庫nex...
C’est combien

菜時記 文月/甲辰

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。いつか妻と一緒に買物に出かけることができる日が来る...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 62/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『千年万年りんごの子(1)』田中相『千年万年りんごの子(2)』田中相『千年万年りんごの子(3)』田中相田中相は風通しのよい絵を描く。読んでいて、たとえそこ...
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