ホンの話 6/100 死ぬまでに読みたい100冊 去年、死ぬまでに読みたい100冊という記事を書いてから半年ほど経った。で、それから今日現在までのあいだに何冊くらい読んだのかといえば、 『タイタス・グローン』マ-ヴィン・ピ-ク 『死にゆく者への祈り』ジャック・ヒギンズ 『渚にて』ネビル・シ... 2015.05.15 ホンの話
集英社文庫 タイのミステリ、あるいは生首事件 数年前あたりから北欧ミステリが日本ではちょっとしたブームになって、それまで紹介されることの少なかった北欧諸国のミステリが翻訳されるようになった。他の人はどうなのかわからないけれども、僕にとって北欧の国々というのは高福祉社会というイメージが強... 2015.04.24 集英社文庫
翔泳社 個人情報、ビッグデータ、そしてスバラシイミライ 恥ずかしながら、この本を読むまで個人情報保護法の指す個人情報の定義を勘違いして理解していた。単純に言えば、個人を特定することのできる情報だけを個人情報だと理解していたのである。もっともだからといって、たとえば、それ単体だけでは個人を特定する... 2015.04.10 翔泳社
ハヤカワ文庫SF 火星の人、あるいは技術者的思考 やってみなければわからない。という言葉がある。ま、たしかにそうなんだけれども、僕はこの言葉が嫌いだ。特に、僕は技術者のはしくれなので、こと仕事に関してはこの言葉は使いたくはない。技術者であれば、やる前にどういう結果になるのかぐらいは把握して... 2015.04.01 ハヤカワ文庫SF
日常 どうしようもなくやるせない気持ち 3月9日に淡路島で起きた事件のことを考えると、どうにもやるせない気持ちになってしまう。犯人がフェイスブックやツィッターに書き込んでいた内容を見ると、電磁波攻撃、脳内通信、集団ストーカーと、統合失調症であることを疑ったほうがいい言葉に満ち溢れ... 2015.03.12 日常
ホンの話 本を読むという行為 先日、仕事の帰り道、ちょっと寄り道をしたのでいつもとは違う道を通って家に帰った。その通り沿いに小さな書店があった。その店は高校生の頃、よく帰り道に立ち寄った書店だった。まだ店内の明かりがついていたので営業していたのだが、僕が最後にその店に立... 2015.02.27 ホンの話
ホンの話 マイケルに捧ぐ かつて、ワム!という二人組デュオの音楽グループがあった。ちょうど、洋楽をよく聴くようになった時代と重なっていし、ラジオでもよく流れていたのでわりと聴いていたけれども個人的にはアイドルグループ的な印象が強かったのであまり好きではなかったし、ア... 2015.02.05 ホンの話架空アンソロジー
漫画 2014年の漫画回顧 もう一月も中旬になろうとしているのに去年のことを振り返るのもいかがなものかなとも思うけれども、とりあえず思いつくままに、というか思い出せるから印象に残っているわけで、そんな去年読んで印象に残っている漫画に関してちょっと書いてみよう。そもそも... 2015.01.15 漫画
ホンの話 ピケティ、ディーセント・ワーク、不可能なこと、そしてほんの僅かな幸せ 物語の世界に、信頼出来ない語り手というものがある。これは一人称の物語に多いのだが、物語の語り手である人物の語っている物事が信用出来ない、つまりそこで語られている出来事が本当のことなのか嘘なのかわからないという物語で、書かれていることが信用で... 2014.12.24 ホンの話
日常 日々の名残 備忘録6 先日、義理の妹のお母さんが亡くなった。朝方倒れているところを見つけ、そのまま病院に運ばれ手術を行ったのだがすでに手遅れの状態で、その日のうちに息を引き取ったそうだ。僕の歳ともなると目上の知り合いに少しずつ亡くなっていく人が増えていく。お通夜... 2014.12.23 日常