histoire

『闇の歯車』藤沢周平

藤沢周平は<隠し剣>シリーズ の二作を読んだだけだった。時代小説を書く作家なのであまり僕の守備範囲ではない作家だったけれども<隠し剣>シリーズはかなり面白かった。とはいえども他の作品まで食指を動かすかというとそうでもなかったのだが、ふとした...
histoire

『BEASTARS 15』板垣巴留

前巻でとうとう悪らしい悪が登場したのだが、その一方でちょっとこの世界には場違いな気もした。というのもここで描かれた悪というのが決定的な悪で、たしかにこれまでにおいても善悪における悪の存在は描かれていたが、それでも一方的な悪ではなくこの世界に...
histoire

『ヒナちゃんチェンジ 1』梶川岳

思春期の男女の精神が入れ替わってしまうという物語はそれほど珍しくはない。古くは山中恒の『おれがあいつであいつがおれで』、新しいところだと新海誠の『君の名は』なんかがある。とはいってもこのテーマの物語を僕はそれほど読んでいないので、ほかにもも...
histoire

『君のくれるまずい飴 冬虫カイコ作品集』冬虫カイコ

女性同士の恋愛を描いた百合というジャンルがちょっとしたブームになっている。漫画もそうだが今年は小説の分野でも百合SFアンソロジーが組まれたりした。僕はあまりそういったジャンルに思い入れも興味もないので、それほど深入りすることもなく、内容的に...
Vie simple

来月の気になる本

文春文庫『カブールの園』宮内悠介竹書房文庫『タボリンの鱗 竜のグリオール短篇集』ルーシャス・シェパード中公文庫『三の隣は五号室』長嶋有ちくま文庫『独居老人スタイル』都築響一創元SF文庫『マーダーボット・ダイアリー 上下』マーサ・ウェルズ朝日...
histoire

『密造人の娘』マーガレット・マロン

復刊された時にあらすじをみて、面白そうだなと思い買ったものの、いつものごとく積読にしていた。積読本も消化しないといけないなとおもい、ようやく重い腰を上げて読み始めたのだが、これがどうして、遅々として先にすすまない。決してつまらないわけではな...
histoire

『バジーノイズ 4』むつき潤

自分のためだけに自分の好きな音楽を作ってそして一人で聞いていた青年、清澄。そんな彼の音楽に魅了され、そして彼の音楽を外へと放とうとした潮。しかし清澄が音楽仲間とともに一枚のアルバムを作り、そして本格的な音楽活動へと向かって行き始めたとき、潮...
histoire

『夜よ鼠たちのために』連城三紀彦

買ったまま積読になってしまい気がついたら5年も経っていた。いいかげんに読んでおかなければと引っ張り出してきて読む。巻頭の「二つの顔」からして連城三紀彦らしさあふれる強烈な謎で、ホテルで殺された人物が自分の妻らしいとのことで身元確認をしてほし...
son carnet

変わったものと変わらないもの

小説でも漫画でもそうだけどメジャーな作家よりもマイナーな作家を好んで買う事が多い。なぜかといえばそういう作家の方が僕好みの話を書いてくれるからだ。で、音楽に関してもそういう傾向があって、メジャーな歌手やグループよりもマイナーは歌手やグループ...
histoire

『第七女子会彷徨』

最初に読んだのが『見かけの二重星』で、シリアスにならずにユーモアを交えた話だったので、作者の持ち味というのはこういう雰囲気の物語なのだと思ってしまった。で、続いて『バベルの図書館』を読んだら途中からいきなりダークな展開になって、こういう話も...
タイトルとURLをコピーしました