histoire

『「宇宙戦艦ヤマト」の真実』豊田有恒

『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』という本を読んだことがあった。宇宙戦艦ヤマトというアニメにハマった身としては面白い本だったわけだが、あくまで西崎義展という人物に焦点を当てた本なので宇宙戦艦ヤマトに関する話題だけではなかった...
Vie simple

歳を取るということ

僕も気がつくと、いや気がつかなくっても、半世紀を生きて年寄りと呼ばれても不思議ではない歳になった。まあ50代ならば年寄りというよりも中年といったほうがいいのかもしれないが、織田信長の時代であれば人間50年で、年寄りどころか死んでいても不思議...
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『大穴』ディック・フランシス

ミステリは好きだったがディック・フランシスの競馬シリーズは手を出してこなかった。というのはやはり競馬というものに興味がなかったせいなのだが、一方でディック・フランシスの競馬シリーズは競馬の世界を舞台としているだけで骨格は冒険小説の骨格である...
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『シュマリ』手塚治虫

野田サトルの『ゴールデンカムイ』の元ネタになったものということで興味はあったが、電子書籍で4巻と巻数が少ないものの1巻で完結していたのならばともかく、元ネタになっているというだけで、他に積読の本があるという状況で4巻まで読むの躊躇しまってい...
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『危険なヴィジョン〔完全版〕1』ハーラン・エリスン編

まさか『危険なヴィジョン』が復刊、しかも当初予定されていた残りの二冊も出ることになるとは思わなかった。なにしろ1巻がでたのが今から36年も昔のことだからだ。原著が分厚いので3分冊にして出すということだったが一冊目が出たっきり音沙汰なしになっ...
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『パーク・アベニューの孤独』山川健一

『壜の中のメッセージ』に続く青春四部作の二作目。前作とは主人公は異なるのだが、前作での主人公は最後にニューヨークに行こうとしている。そして今作は舞台はニューヨーク。主人公こそ違うが、精神的なレベルでは同一人物でもある。タイトルは『パーク・ア...
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『怪獣記』高野秀行

小学生のころはUMA、未確認生物というものが好きだった。ネス湖のネッシーとかツチノコといったたぐいのことである。あのころはテレビでもツチノコ探しといった未確認生物を探す番組が放送されていて、その影響というのも多分にあっただろう。それがいつし...
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『本命』ディック・フランシス

ディック・フランシスのデビュー作。電子書籍版を買ったけれども、この電子書籍版の『本命』は評判が悪い。というのも誤植が多すぎるからだ。おそらくOCRにかけてテキストデータ化したと思われるのだが、その際にろくに校正をしなかったせいだろう。とはい...
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『古い骨』アーロン・エルキンズ

今でもコンスタントに翻訳されているアーロン・エルキンズの<スケルトン探偵>シリーズの一冊。MWA長編賞を受賞したこともあってか、代表作である。が、あいにくと僕は一冊も読んでこなかった。フランスを舞台とし、殺人事件もモン・サン・ミシェルの干潟...
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『漫画原作者・狩撫麻礼 1979-2018』

2018年に亡くなった狩撫麻礼の追悼本が出た。正直言えば僕は狩撫麻礼の良い読者ではない。そもそも今まで読んだ狩撫麻礼原作の漫画の数を数えてみると両手で足りてしまう。狩撫麻礼の手掛けた漫画が少年誌ではなく青年誌が中心だったのとSFやミステリか...
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