ハヤカワ文庫JA

レフト・アローン

レフト・アローン藤崎 慎吾著表題作は「クリスタル・サイレンス」の前日譚で、「星に願いを ピノキオ二〇七六」が後日譚なんだけど、実をいうと「クリスタル・サイレンス」は積読状態のままなので未読です。「クリスタル・サイレンス」を読んでいなければ話...
早川書房

炎のなかの絵

週末からニール・スティーヴンスンの「ダイヤモンド・エイジ」を読んでいるんですが、これがなかなかどうして、ボリュームもさることながらディテールの密度の高さにようやく四分の三を越したところ。こんな長い話書くなよと言いたくもなります。で、「ダイヤ...
創元SF文庫

地球の静止する日

早川書房の受賞作フェアですが、うちの近辺じゃ置いてある書店なんかないだろうなあと思っていたら一軒だけありました。未読のものやら積読のままのものやらいろいろあったのですが、本そのものよりもフェア用のオビのほうがなんだか豪華に見えてしまいます。...
集英社

終末のフール

終末のフール伊坂 幸太郎著SFのサブジャンルに破滅テーマというものがあって、昔から好きでした。人類が滅亡するとか、地球が崩壊するとか、そんな話が大好きだったのです。明るい未来の話よりも暗い未来の話のほうが好きだったので、端から見ればさぞかし...
漫画

さんさん録1

さんさん録 1こうの 史代著主人公の名前は奥田参平。亡くなった奥さんは彼のことを「参さん」と呼んでいた。だからこの本の題名は「さんさん録」。妻を亡くした彼が息子夫婦と一緒に暮らしはじめるところから物語が始まる。しかし相変わらずうまいなあ。こ...
漫画

蟲師

虫師 7漆原 友紀著いつの間にかもう七巻目です。派手なアクションがあるわけでもなく淡々と語られてゆく物語は相変わらず心地よいものです。不可思議な現象の原因を「蟲」としながらも「蟲」そのものにはとりたてて明確な悪意というものは存在せず、ただ単...
ハヤカワ・ミステリ文庫

ホッグ連続殺人

東京創元社はデュマレスト・サーガの復刊に乗り出したようですが、全部読む気力なんてありませんよ。でもこれを機会にせっかくだから一冊くらい読んでみようかな。一方、ハヤカワ名作セレクションの方はというと、来月はクラークの「太陽からの風」一冊ですが...
ハヤカワ文庫JA

小指の先の天使

スタニスワフ・レムの訃報を知ってちょっとショックです。非常にバランスのとれたというか、あらゆる方面で秀でた完璧な作家だったと思います。さて、レムに匹敵する思索力の持ち主といえば、グレッグ・イーガンがそうなんじゃないかと思うのですが、日本に目...
研究社

特盛! SF翻訳講座

ウィル・マッカーシイの「コラプシウム」、おもわず表紙にひかれて買いそうになってしまいました。表紙にひかれてというのは半分冗談だけれども、代わりにE・E・スミスの「火星航路SOS」を買ってしまったことを考えると、今更E・E・スミスを読むよりも...
ハヤカワ文庫FT

個人情報、保護魔法!

個人情報、保護魔法!ロバート・アスプリン著 / ジョディ・リン・ナイ著 / 矢口 悟訳いつの間にかもう15作目、今回はカード詐欺の話。ファンタジーなのにカード詐欺なんていう現実的なものを持ち込んでしまっても全然問題ないところがこのシリーズの...
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