漫画

2001+5 星野之宣スペース・ファンタジア作品集

2001+5星野 之宣今まで単行本に収録されなかった短編を集めた、いわば落ち穂拾い。掲載紙が休刊してしまったために中断してしまった作品が半分近くを占めているので星野之宣ファン向けの本でもあります。SFマガジンで石原博士が科学的考証部分の間違...
角川書店

アムネジア

アムネジア稲生 平太郎〔著〕一読した限りではお手上げです。面白いのか面白くないのかと聞かれれば、面白くありませんでした。前作の「アクアリウムの夜」のような話を期待していた場合はなおさらです。確かに「アクアリウムの夜」においても全ての現象に対...
早川書房

SFが読みたい! 2006年版

SFが読みたい! 2006年版SFマガジン編集部編ランキングそのものは驚くような結果では無かったけれども、ランクインした本の大半が既読だったのに驚きました。「このミス」の既読率と比べて、やっぱり自分はSF者だったんだと思ったんですが、冬の時...
文春文庫

タンノイのエジンバラ

タンノイのエジンバラ長嶋 有著長嶋有という作家は妙に気になる作家です。おそらくはこの人のつける題名がツボにはまるからなのでしょう。「猛スピードで母は」とか「サイドカーに犬」とか…。今回もタイトルが「タンノイのエジンバラ」です。猛烈に読みたい...
集英社文庫

憲法なんて知らないよ

憲法なんて知らないよ池沢 夏樹著現在の日本国憲法が英語原文を翻訳したものであることと同様に、池澤夏樹が英語原文を新たに翻訳しなおしてみた本。訳文が法律用語的に適切な言葉となっているかどうかは別として、日本国憲法の文章と比べてみると非常にわか...
文春文庫

二〇〇二年のスロウ・ボート

二〇〇二年のスロウ・ボート古川 日出男著「二〇〇二年のスロウ・ボート」は「中国行きのスロウ・ボートRMX」を改題したものでした。改題したといえどもページをめくると「中国行きのスロウ・ボートRMX」という文字が現れます。元となった村上春樹の「...
創元推理文庫

タイタス・クロウの事件簿

タイタス・クロウの事件簿ブライアン・ラムレイ著 / 夏来 健次訳クトゥルー物はあまり興味が無く、ラブクラフトの小説も読んだことが無かったのだけれどもブライアン・ラムレイの「地を穿つ魔」が何となく気になってしまったので、前作というかその前に出...
新潮社

枯葉の中の青い炎

枯葉の中の青い炎辻原 登著不勉強ながら辻原登という作家を今まで知りませんでした。しかし、そのまま見過ごさずに済んでよかったというか、まだまだ自分の知らないところで面白い話を書いている人がいっぱいいるんだよなあ。六つの短編が収録されたこの本、...
ホンの話

来月の気になる本 2006/03

河出書房新社からは「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズの残り三作も刊行されるようになったようなんですが、三作目以降は評判が悪いのでうれしい気持ちが半分、悲しい気持ちが半分。つまらないのだったなら読まなければいいのではと思うのだけれども、つま...
光文社文庫

戻り川心中

戻り川心中連城 三紀彦著「人間動物園」の時には、連城三紀彦の小説は今ひとつ肌に合わないなんて書いたんですが、これは違いました。ミステリ好きでこれをまだ読んでいない人がいたら、連城三紀彦が嫌いだろうとなんだろうと読めるうちに読んでおけと声を大...
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