文春文庫

二〇〇二年のスロウ・ボート

二〇〇二年のスロウ・ボート古川 日出男著「二〇〇二年のスロウ・ボート」は「中国行きのスロウ・ボートRMX」を改題したものでした。改題したといえどもページをめくると「中国行きのスロウ・ボートRMX」という文字が現れます。元となった村上春樹の「...
創元推理文庫

タイタス・クロウの事件簿

タイタス・クロウの事件簿ブライアン・ラムレイ著 / 夏来 健次訳クトゥルー物はあまり興味が無く、ラブクラフトの小説も読んだことが無かったのだけれどもブライアン・ラムレイの「地を穿つ魔」が何となく気になってしまったので、前作というかその前に出...
新潮社

枯葉の中の青い炎

枯葉の中の青い炎辻原 登著不勉強ながら辻原登という作家を今まで知りませんでした。しかし、そのまま見過ごさずに済んでよかったというか、まだまだ自分の知らないところで面白い話を書いている人がいっぱいいるんだよなあ。六つの短編が収録されたこの本、...
ホンの話

来月の気になる本 2006/03

河出書房新社からは「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズの残り三作も刊行されるようになったようなんですが、三作目以降は評判が悪いのでうれしい気持ちが半分、悲しい気持ちが半分。つまらないのだったなら読まなければいいのではと思うのだけれども、つま...
光文社文庫

戻り川心中

戻り川心中連城 三紀彦著「人間動物園」の時には、連城三紀彦の小説は今ひとつ肌に合わないなんて書いたんですが、これは違いました。ミステリ好きでこれをまだ読んでいない人がいたら、連城三紀彦が嫌いだろうとなんだろうと読めるうちに読んでおけと声を大...
文春文庫

緋友禅旗師・冬狐堂

緋友禅北森 鴻著長編で活躍していた冬狐堂シリーズの短編集、そして安定した職人技です。他のシリーズの登場人物がちょっとだけ言及されたり意外な形で登場したりと北森鴻読者へのサービスも忘れてはおりません。しかし、安定した職人技であるが故に、無い物...
文春文庫

バルタザールの遍歴

バルタザールの遍歴佐藤 亜紀著酒見賢一の「後宮物語」は受賞したことで日本ファンタジー大賞の方向性を変えてしまった、という話はよく耳にする話で、実際読んでみると一行目から面食らってしまう物語であり、確かに納得してしまうのですが、では第一回日本...
扶桑社

デイヴィー 荒野の旅

デイヴィー荒野の旅エドガー・パングボーン著 / 遠藤 宏昭訳二年ほど前からあちらこちらの出版社で海外のSF小説が翻訳出版されるようになったのですが、それ以前から地味ながらもSF小説を出してくれていたのが扶桑社です。サンリオSFの撤退と同時に...
Q-Tブックス

アメリカ滅亡

去年あたりから、「ハヤカワ名作セレクション」やら、「異色作家短篇集」やらと昔の作品が復刊されるようになりましたが、昔の本だからといって絶版になって手に入らないというわけではありません。アメリカ滅亡ウィルスン・タッカー作 / 矢野 徹訳ウィル...
集英社文庫

ねじの回転

ねじの回転 上恩田 陸著ねじの回転 下恩田 陸著時間遡行技術を開発した人類は、より良い現在を作るために過去を改変してしまう。しかしそのせいで歴史にひずみが生まれ、HIDSと呼ばれる病気が蔓延してしまった。そこで国連は歴史上のターニングポイン...
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