角川文庫 法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー 法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー法月 綸太郎編編者がそれぞれの作品前の解説で、かなりネタばらしな解説をしてしまっているので、驚きを体験したい人は、解説は全て後回しで読んだ方がいいでしょう。小泉八雲の短編は、初めて読んだときも凄いと思っ... 2005.11.18 角川文庫
新潮文庫 黄色い目の魚 黄色い目の魚佐藤 多佳子著作者はこの題名を気に入っているようだし、解説の角田光代もこの本を、表紙と題名にひかれて買ったと書いている。けれども「黄色い目の魚」という題名にさっぱりひかれる物を感じない私の感覚はどこかずれているのだろうか。そんな... 2005.11.17 新潮文庫
漫画 20世紀少年 20世紀少年 20浦沢 直樹著20巻とキリがよいので、この巻で終わってくれないかなあと思っても見たりはしたものの、当然のごとく物語は次巻へと続きます。最初のともだちの正体はふくべえだったけど、今のともだちは別の誰からしく、おまけに回想シーン... 2005.11.16 漫画
創元SF文庫 太陽レンズの彼方へ スタージョンの「一角獣・多角獣」を買いました。もちろん復刊したほうですよ。これで、書店で「貴婦人と一角獣」などと「一角獣」という文字の含まれる本を見て、どきっとすることなどなくなりそうです。そんなスタージョンに対する扱いと比べてみるとチャー... 2005.11.15 創元SF文庫
本の雑誌社 都筑道夫少年小説コレクション(4)妖怪紳士 都筑道夫少年小説コレクション 4都筑 道夫著 / 日下 三蔵編妖怪紳士といいながらも、見出しがいきなり「こじき紳士」ですから、どこが紳士なのだろうという気もしないでもありません。内容の方も、都筑道夫版「妖怪大戦争」というより、妖怪版「なめく... 2005.11.14 本の雑誌社
漫画 西遊記 西遊記 4藤原 カムイ作画存在すら忘れていましたよ、藤原カムイの「西遊記」。一巻である「地の巻」が出たのが1998年11月、「天の巻」は順調に1999年1月。地と天と来て次は何になるのかなと思っていた「悟の巻」は2000年8月。そこから5年... 2005.11.12 漫画
河出書房新社 どんがらがん どんがらがんアヴラム・デイヴィッドスン著 / 殊能 将之編 / 浅倉 久志〔ほか〕訳期待どおり、いや期待以上の面白さでしたよアヴラム・デイヴィッドスンの「どんがらがん」。アヴラム・デイヴィッドスンの元奥さんの序文から始まって、編者による解説... 2005.11.11 河出書房新社
太田出版 現代SF1500冊 回天編 現代SF1500冊 回天編大森 望著「乱闘編」と比べて安心して読めたのは、未読の本の絶版率の低さだからでしょう。だからといって未読本を欲望のままに買いこんでも積読率を高めるだけですが…。それにしても読みながら驚いたのは積読率の高さです。いや... 2005.11.10 太田出版
ホンの話 来月の気になる本 2005/12 今年分としては最後の気になる本です。年の瀬というのに相変わらず多いなあ。「The MANZAI(1)」あさのあつこ ジャイブ ピュアフル文庫「愛別外猫雑記」笙野頼子 河出文庫「エラリー・クイーンパーフェクトガイド」飯城勇三 ぶんか社文庫「写... 2005.11.09 ホンの話
光文社 セリヌンティウスの舟 セリヌンティウスの舟石持 浅海著「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ」などとオビに書かれていると、ゾクッと来てしまいます。今度も期待して良いんだなと思ってしまうわけですよ。相変わらずというか今回も警察の介入が行われない状況設定です。もっと... 2005.11.08 光文社