ホンの話

東京創元社復刊フェア

先週テレビで放送していた「スネーク・アイズ」、後半だけ適当に流し見していたのですが、妙に凝ったシーンばかりで、結末も含めてなんだか変な映画でした。あまりにも変な映画だったので気になって調べたら、ブライアン・デ・パルマ監督でした。全て許す。そ...
早川書房

フランス鍵の秘密

「少女には向かない職業」を読み終えた後は、池上永一の「シャングリ・ラ」を読むことに決定。微妙にイーガンを読むのを敬遠しているんじゃないのかと思うのだけれども、「シャングリ・ラ」を読み終えたら読み始めますよ「ディアスポラ」。と意思表示を示して...
新潮文庫

星新一 二冊

「ふしぎな夢」「天国からの道」出版芸術社から出ていた「気まぐれスターダスト」を二分冊にし、「ショートショート1001」のみの収録されていた6篇を追加した本です。その昔、ベートベンが若かりしころに作った習作を、未発表の「第10交響曲」として演...
ハヤカワ文庫NV

闇の展覧会 罠

案の定というかやはり「天の声・枯草熱」は今月は出ないもよう。レム・コレクションは気長に待つことにしましょう。しかし、 マイクル・イネスの「ストップ・プレス」の方は出てました。それはともかく、闇の展覧会 罠カービー・マッコーリー編 / 広瀬 ...
ホンの話

SF名作コレクション

池上永一の「シャングリ・ラ」とイーガンの「ディアスポラ」と桜庭一樹の「少女には向かない職業」と、どれから読もうか迷い、「少女には向かない職業」から読もうとして読み出したのですが文章の軽さに反して内容の重さにげっそりしています。現実の世界では...
新潮文庫

あのころの未来

あのころの未来最相葉月著なんだか新潮社の商売方法にうまく乗せられてしまったような気がする。この本を買ってしまったのは同時に星新一の本が2冊も出たせいで、この本単独で文庫化されていたとしたら買わなかった可能性が高い。で、読んでみると星新一論と...
角川文庫

まどろむベイビーキッス

まどろむベイビーキッス小川勝己〔著〕わざとやっているのだろうけど本格ミステリとしてみた場合に全てが中途半端。というよりもわざとひねくった使い方をしている。冒頭の見取り図も、犯人のアリバイ工作も、さらにはもう一人の主役が探偵らしき行動に出たか...
創元推理文庫

ヘッドハンター

ヘッドハンターというと一般的には人材を求める企業の依頼に応じて、ターゲットとした人材を引き抜く仕事をしている人のことを指しますが、このブログでそんな人の話をするわけありません。人材を引き抜くというよりも、ターゲットの頭だけ胴体からを引き抜い...
ハヤカワ文庫JA

鏡像の敵

鏡像の敵神林長平著「時間蝕」から4編中3編が収録されているので、未収録作品は3編しかありません。どうしてこのような形になったのか判りませんが、「時間蝕」を読んでいる人間からしてみるとコストパフォーマンスが悪いです。80年代に書かれた短編で、...
ハヤカワ文庫SF

マジックキングダムで落ちぶれて

ようやく「拷問者の影」を読み始めたのだけれども、イーガンの「ディアスポラ」も出てしまった。もちろんすぐに読めるわけではなくもちろん積読。早川も出版のタイミングを少し考えて出してくれればいいのにと思うのだが、これは贅沢な文句だ。さて。マジック...
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