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『衝撃波を乗り切れ』ジョン・ブラナー

『衝撃波を乗り切れ』は『Stand on Zanzibar』、『The Jagged Orbit』、『Sheep Look Up』に連なる系譜の中で唯一翻訳された小説だ。ヒューゴー賞長編小説部門を受賞した『Stand on Zanzibar...
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『原始惑星への脱出』ジョン・ブラナー

ジョン・ブラナーの翻訳された本は今となってはすべて絶版、と思えばなんのこと、オンデマンド出版ではあるが一冊だけ現在でも入手可能な本があります。それがこの本『原始惑星への脱出』で、読書意欲を減退させるけばけばしい表紙の久保書店のSFノベルズで...
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『星は人類のもの連盟』ジョン・ブラナー

ジョン・ブラナーを読みたくなったので未読の中から『星は人類のもの連盟』を手に入れて読んでみた。ジョン・ブラナーは日本ではあまり翻訳に恵まれていない作家で、最高傑作といわれている『Stand on Zanzibar』が未訳であることがたまに言...
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『テレパシスト』ジョン・ブラナー

なんとものすごく地味なタイトルなのだろう。とはいってもこの本が書かれたのは1965年、翻訳されたのは1975年のことだから当時はそれほど地味な言葉ではなかったではなかったとおもう。しかし、内容の方はというとこれまた地味だ。小松左京の『エスパ...
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『バイオレンスアクション 4』浅井 蓮次、沢田 新

主人公は専門学生の女の子で凄腕の殺し屋。そして殺し屋はバイトでやっているだけ。外見だけ見ればゆるかわ系の女の子で彼女のどこが凄腕なのかわからないけれども普段の私生活と戦いに入ったときのギャップの激しさが面白さの一つだ。とはいっても四巻目とも...
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『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』高野秀行

なにかおもしろい話を読みたいと思ったとき、高野秀行の本を読めば確実におもしろい話を読むことができる。もっとも、この場合、フィクションではなくノンフィクションになるのだが、おもしろい話にフィクションもノンフィクションも違いはないので問題はない...
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『revisions 時間SFアンソロジー』 大森望編

未読は藤井太洋の「ノー・パラドクス」とリチャード・R・スミスの「退屈の檻」だけで、残りの4作品は既読だったのでお買い得感は少なかったけれども、C・L・ムーアの「ヴィンテージ・シーズン」は新訳だったので、読み直してみるのも一考というか「退屈の...
Vie simple

発達障害

妻と一緒に妻の運転免許のための適正相談をしに警察署まで行ってきた。半年前に一度同じことをしたのだが、その時に、半年後にもう一度医師の診断書を書いて提出してほしいと言われていたのだ。去年の12月にすでに適正相談をしていたので、今回は診断書を提...
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『裸の華』桜木紫乃

ここしばらく海外のSF小説ばかり読んでいたせいか『裸の華』がすごくスルッと頭に入ってきて心地よい。もちろんそれだけが理由ではなくって、桜木紫乃の他の作品と比べて『裸の華』の主人公がかっこいいという理由も大きい。今回の主人公は元ストリッパー。...
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『飼育少女 3』仲川麻子

きれいに終わったなあ。基本的には学校で海洋生物を飼育する女子高生と彼女にいろいろな知識を教える教師の物語で、お勉強系の漫画なのだが、表紙の絵を見ればわかるとおり、タイトルにある飼育と少女の言葉には二つの意味がある。海洋生物を飼育する少女は同...
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