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『私は存在が空気』中田永一

乙一の小説はあまり読まないくせに中田永一の小説は読んでしまう。今回は超能力者が主人公の短編集ということで少しひねりがあるというかSF小説だ。瞬間移動や念動力といったメジャーな超能力もあれば、発火能力といった物騒な超能力も登場する一方で、ドラ...
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『夜の終る時/熱い死角』結城昌治

『あるフィルムの背景 ミステリ短篇傑作選』の売れ行きが良かったようで同じ版元からもう一冊出てくれた。結城昌治がまだ現役だったころは結城昌治の小説は読んでこなかったのだが、まあ、それはタイミングの悪さだったのだろうと思う。というのもその後、東...
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『グローバライズ』木下古栗

一読すると二度と忘れることができない作家の一人が木下古栗だ。『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』を読んで初めてこの作家の存在を知ったのだが、その衝撃も凄まじかった。かといって出る本を片っ端から読みたくなるかというと微妙で、おいそれと気...
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『二鳥翠 黒谷知也作品集』黒谷知也

表紙に惹かれて買ってみたら当たりだった。出版社を通さない個人での電子書籍出版なので紙の書籍ではない。大手の出版社から出ている単行本でも電子書籍のみという本も出始めているので今後はこういう形で世に出る本が多くなっていくだろう。そうなると問題な...
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『百年法』山田宗樹

不老不死が実現化した世界の話なのだが、面白いのは今の延長線上にある未来の話ではなく、第二次世界大戦で六発もの原爆を落とされて無条件降伏した平行世界の日本の話というところにある。不老不死の技術と平行世界という二つのIFを用いたことに意味がある...
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『ひさかたのおと』

二巻でコンパクトにうまくまとまって完結。漆原友紀の『蟲師』、あるいは五十嵐大介と似たような肌触りの感覚、といえばだいたいどういう感じの漫画かわかってもらえるだろう。漆原友紀や五十嵐大介ほどアクが強くないのでかえっておすすめなのかもしれない。...
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『カッコウが鳴くあの一瞬』残雪

相変わらず何が書いてあるのかわからない。いや書かれている事柄は理解できる。一つ一つの文章は理解できる言葉になっているし、それが登場人物の行動や考えだった場合でも何が起こったのか、そしてどういうふうに感じたのか。そこは理解できる。しかし、それ...
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『夜歩く』横溝正史

角川映画が『犬神家の一族』を映画化して横溝正史ブームを巻き起こした頃まだ僕は小学生で、本格ミステリ小説を読むといったことはしていなかった頃だが、横溝正史ブームはそれからしばらく続き、本格ミステリ小説を読むようになって、横溝正史の作品もいくつ...
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『抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた』辻原 登

中編「抱擁」と短編集『約束よ』をカップリングして一冊にしたもの。ということでお得なのだが、この短編集の中に『遊動亭円木』の主人公、遊動亭円木が登場する話が3編あって、あいにくと僕は『遊動亭円木』を読んでいないのでおもしろさが理解できたのかは...
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『レイリ 6』

もう少し続くかと思っていたが6巻で完結した。これまで敵と戦って戦って最後には死にたいといっていた主人公レイリが前巻で生きたいと決意をし、そこから物語は大きく動いていくのだろうと思っていたが、しかし史実では武田信勝は16歳で亡くなっており、そ...
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