histoire

ホームズと推理小説の時代

全然知らない作者で、今までにミステリに関して何らかの本を出したことのない人の書いたものだったので少し不安でもあったが、書店でパラパラとめくってみてホームズに関する部分は全体の半分以下でイギリスだけではなくアメリカのミステリにも言及があったの...
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鉄腕アダム 1

エヴァンゲリオンにおける使徒のようなものが宇宙のどこからか地球に降りようとしてくる。地表に到達するとその時点で膨大なエネルギーを放出し、その結果人類は滅んでしまうことになるので、地表に到達する手前で迎撃破壊しなければならない。見た目が蝶に似...
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ファイアパンチ 8

これはもう一度最初から読みなおしてみなければなんともいえない部分もあるけれども、作者がインタビューで語っていたとおり、数巻ごとにジャンルがまったく違う内容になっていき、それでいて物語の骨格の部分は破綻していないのは流石だと思う。骨格以外の外...
C’est combien

菜時記 卯月/丁卯

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべく...
histoire

隣町のカタストロフ 3

この巻で完結。ごく一部の町だけで起こった、重力の反転現象。反転した町とそれ以外の町との境目は目には見えないものの、そこを通り抜けようとすると重力が反転しているために正反対の方向に潮汐力が働き破裂してしまう。つまりどうあがいても脱出することは...
histoire

隣町のカタストロフ 1

ある日突然、重力が逆転してしまう。とはいっても作中では重力が逆転してしまったというようには言及されてはいないので実際はどうなのかわからない。ただ、地面に固定されていないものは全て空に向かって落ちていってしまう現象が起こるのである。そう考える...
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少女終末旅行

滅んでいく物語が好きだ。死ぬということがどういうことなのか、多分生きている間は知る術がないから、いろいろな形の死を知りたいのだろう。というわけで、この本も文明が滅んで、わずかに生き残った人々の物語だったので読んでみたのだが、正直にいえば最初...
C’est combien

菜時記 弥生/庚申

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
Vie simple

来月の気になる本

角川文庫『消えた消防車 刑事マルティン・ベック』マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー角川文庫『モリアーティ』アンソニー・ホロヴィッツ中公文庫『遠い国からきた少年』樋口有介講談社文庫『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介講談社文庫『恩讐の鎮魂...
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無垢の領域

桜木紫乃の新境地と書かれている。その一方で長編心理サスペンスと書かれている。読み終えてみると、どちらも間違いではない。新境地というのはその通りでもあって、それまでの桜木紫乃の小説とは少し味わいが異なる。かといって描かれている世界は北海道を舞...
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