histoire

隣町のカタストロフ 1

ある日突然、重力が逆転してしまう。とはいっても作中では重力が逆転してしまったというようには言及されてはいないので実際はどうなのかわからない。ただ、地面に固定されていないものは全て空に向かって落ちていってしまう現象が起こるのである。そう考える...
histoire

少女終末旅行

滅んでいく物語が好きだ。死ぬということがどういうことなのか、多分生きている間は知る術がないから、いろいろな形の死を知りたいのだろう。というわけで、この本も文明が滅んで、わずかに生き残った人々の物語だったので読んでみたのだが、正直にいえば最初...
C’est combien

菜時記 弥生/庚申

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
Vie simple

来月の気になる本

角川文庫『消えた消防車 刑事マルティン・ベック』マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー角川文庫『モリアーティ』アンソニー・ホロヴィッツ中公文庫『遠い国からきた少年』樋口有介講談社文庫『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介講談社文庫『恩讐の鎮魂...
histoire

無垢の領域

桜木紫乃の新境地と書かれている。その一方で長編心理サスペンスと書かれている。読み終えてみると、どちらも間違いではない。新境地というのはその通りでもあって、それまでの桜木紫乃の小説とは少し味わいが異なる。かといって描かれている世界は北海道を舞...
Vie simple

体と対話する

歳をとると体が思うように動かなくなってくる。もちろん運動不足というのも原因の一つなのだが、そればかりでもない。朝、目が覚めて布団から起きようとするのだが、体のあちこちが痛くて起き上がることができない。若いころはそうでもなかったなと思う。まる...
histoire

脳の意識 機械の意識 – 脳神経科学の挑戦

SFが好きなので意識とな何か、あるいは機械は意識を持つことができるのだろうかといったことに興味がある。数年前から人工知能ブームが起こったけれども現時点での人工知能というのは意識とは程遠い、いや知能=意識と考えてよいのかといえばそうではなく、...
C’est combien

菜時記 弥生/癸丑

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
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BEASTER 7

タイトルにもなっているビースターという存在に焦点が当てられる。ビースターとはようするにカリスマ的な存在で、その存在を意図的に排出するために、この世界に存在している学園の中からその候補になるべく優秀な生徒を選んでいるというのがこの世界の学園の...
histoire

本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇

思春期の娘を持つ父親が主人公。家族の仲は決して悪くはないのだが、娘との会話は以前より少なくなり、娘がどんなことを考えているのか知りたいけれども面と向かってそういう話をする勇気もない。そこで、彼が考えついたのは娘が自分と同じ読書好きであること...
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