Vie simple

体と対話する

歳をとると体が思うように動かなくなってくる。もちろん運動不足というのも原因の一つなのだが、そればかりでもない。朝、目が覚めて布団から起きようとするのだが、体のあちこちが痛くて起き上がることができない。若いころはそうでもなかったなと思う。まる...
histoire

脳の意識 機械の意識 – 脳神経科学の挑戦

SFが好きなので意識とな何か、あるいは機械は意識を持つことができるのだろうかといったことに興味がある。数年前から人工知能ブームが起こったけれども現時点での人工知能というのは意識とは程遠い、いや知能=意識と考えてよいのかといえばそうではなく、...
C’est combien

菜時記 弥生/癸丑

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
histoire

BEASTER 7

タイトルにもなっているビースターという存在に焦点が当てられる。ビースターとはようするにカリスマ的な存在で、その存在を意図的に排出するために、この世界に存在している学園の中からその候補になるべく優秀な生徒を選んでいるというのがこの世界の学園の...
histoire

本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇

思春期の娘を持つ父親が主人公。家族の仲は決して悪くはないのだが、娘との会話は以前より少なくなり、娘がどんなことを考えているのか知りたいけれども面と向かってそういう話をする勇気もない。そこで、彼が考えついたのは娘が自分と同じ読書好きであること...
Vie simple

一生分を食べる

ラジオで野菜嫌いの子供が増えてきたということを喋っていた。僕が小学生だったころも野菜嫌いの子供は多かった記憶があるので、少なくとも40年くらい前から子供というのは野菜嫌いなんじゃないか、つまり野菜嫌いの子供の数というのはそれほど増えてはいな...
histoire

スーパーマン:アメリカン・エイリアン

確かにお前は普通じゃないのかも。でもそれの何が悪い? なんで普通の必要がある?スーパーマンは超人でさらには健全な精神の持ち主で、ようするに完璧すぎるキャラクターなのであまり面白味がない。とはいえども映画化されたスーパーマンの物語なんかを見る...
C’est combien

菜時記 弥生/丙午

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
histoire

チェスプレイヤーの密室

ミステリ好きなくせにエラリー・クイーンの小説はあまり読んでいない。国名シリーズはとりあえず有名どころは何冊か読んだが、それ以外はバーナビー・ロス名義で発表した悲劇四部作と『九尾の猫』と『最後の一撃』くらいだ。嫌いというわけでもないのだが、ミ...
histoire

地下鉄道

奇しくもレアード・ハントの『ネバーホーム』と同じ月に翻訳されたコルソン・ホワイトヘッドの『地下鉄道』。何が奇しくもというと、『ネバーホーム』はアメリカ南北戦争時代を舞台としていて『地下鉄道』はそれ以前の時代だが、奴隷問題を扱っている物語だか...
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