Vie simple

ブックカバー

ブックカバーは文房具なのだろうか。文房具の一つとして売られているし、文房具と同類として扱われる場合もある。しかし、ブックカバーが対象としているのは本であり、本はおそらく、いや僕の知っている範囲では文房具ではない。もちろん、文房具が対象とする...
C’est combien

菜時記 師走/辛未

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。大きな幸せは望めないし、見つけることも半ばあきらめ...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 92/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『バットマン/ヘルボーイ/スターマン』マイク・ミニョーラアメコミというと、いわゆるバタ臭い絵というイメージを持っている人が多いと思う。僕もそんな印象を持ち...
Vie simple

不自由を常と思えば不足なし

僕は徳川家康はそれほど好きでもないし、尊敬しているわけでもないのだが、徳川家康の残した人生訓、東照宮遺訓は好きだ。僕が小学生の頃、何かのイベントで、昔の偉人の声を再現したソノシートを貰ったことがある。って今となってはソノシートを知らない人も...
Vie simple

ホッチキスの針

ホッチキスって僕は一年に一度くらいしか使わないうえに、その時に使う針の数も20針もあれば充分なので、手元にある針の在庫状況を見てもこの先数十年分くらいはある。ひょっとしたら死ぬまでに使い切ることなどないくらいなので、こんなことを考えなくても...
histoire

オーケストラ楽団はつらいよ

失業と失恋を同時にしてしまった三十路女の主人公が傷心旅行先で一人の老人と出会ったところから物語が始まる。失業と失恋でさらに傷心旅行と明るくなりそうな要素が全く無いくせに物語は徹底的に明るいのは主人公のキャラクター造形の面白さだからだろう。主...
C’est combien

菜時記 師走/甲子

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。大きな幸せは望めないし、見つけることも半ばあきらめ...
ハヤカワ文庫SF

『アルファ・ラルファ大通り』コードウェイナー・スミス

僕がもっとも偏愛している短編小説「アルファ・ラルファ大通り」が収録された短編集である。スミスの短編集は過去にも3冊出ていて、もちろんそれも持っている。それでも僕はスミスの小説を偏愛しているので、出れば買ってしまう。「アルファ・ラルファ大通り...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 91/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『棒がいっぽん』高野文子高野文子だったらそもそも作品数が少ないのでどれを選んでも構わない気もする。もっとも現時点での最新作『ドミトリーともきんす』は初めて...
histoire

書き割りの向こう側

1989年にデビューして1992年には最初の単行本が出たのに2010年に『海辺へ行く道 夏』が出るまで僕は三好銀という漫画家の存在を知らなかった。連載していた雑誌を読んでいなかったころなので無理もない話なのだが、かといって読んでいたら、単行...
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