Vie simple

かきとかけ

僕は基本的に賭け事はしない、というのは前回書いたことなのだけれども、ひとつだけ賭けをしていることがある。それを始めたのは高校生くらいのことだったと思う。ふと、ある日気がついたのだ。何に気がついたのかというと、生まれてこの方、記憶にある範囲内...
Vie simple

どちらを選ぶか

こんな状況にあったら、自分ならばどちらを選ぶだろうか。A.100%の確率で1円得する。B.50%の確率で10円得する。基本的に僕は賭け事をしないので、Aを選ぶ。では次の場合はどちらを選ぶだろうか。A.100%の確率で1円損する。B.50%の...
C’est combien

菜時記 霜月/己丑

私の人生は6年前から変わってしまった。と妻はいう。それは僕が妻を医療保護入院させた日のことをいっている。しかし、あれから7年経った。妻が6年前といっているのは単なる勘違いでしかないのだが、僕には訂正してあげる勇気はない。それに僕が訂正しよう...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 81/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『カラメルキッチュ遊撃隊(1)』大石まさる『カラメルキッチュ遊撃隊(2)』大石まさる『カラメルキッチュ遊撃隊(3)』大石まさるなかなか漫画を描いてくれない...
Vie simple

安い品物を貶す

車の一年点検をおこないにディーラーへと行き、点検が終わるのを待っていたところ、途中で整備士の人が来て、バッテリーが弱ってきていて交換したほうが良いと言われた。ついでだったので交換してもらおうと思ったのだが、そこまで想定していなかったのでお金...
histoire

ワンダーランド

ワンダーランドというタイトルと表紙の雰囲気から『ふしぎの国のアリス』を彷彿させる。しかし、『ふしぎの国のアリス』はお伽話であり、ハラハラドキドキはあっても殺伐とした物語ではないのに対して、石川優吾が描くワンダーランドの世界は殺伐としている。...
C’est combien

菜時記 神無月/壬午

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。いつになったら私は解放されるの?と妻は僕に尋ねる。...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 79/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『我が名は狼(1)』たがみよしひさ『我が名は狼(2)』たがみよしひさたがみよしひさといえば、『軽井沢シンドローム』かたがみよしひさのミステリ好きな部分が全...
Vie simple

来月の気になる本

ハヤカワ文庫SF『ゴッド・ガン』バリントン・J・ベイリーハヤカワ文庫SF『伊藤典夫翻訳SF傑作選 ボロゴーヴはミムジイ』伊藤典夫編徳間文庫『うたかたエマノン』梶尾真治河出文庫『消えたダイヤ』森下雨村ちくま文庫『オシリスの眼』オースティン・フ...
histoire

ロマネスク

剣は登場するけれども、魔法は登場しない異世界ファンタジー+ミステリ。文庫にして300ページほどのコンパクトにまとまった本だ。ある使命を受けて砂漠の中にある架空の国に訪れた主人公が巻き込まれる事件の顛末を描いた物語なんだけれども、解説にも書か...
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