国書刊行会

宇宙舟歌

宇宙舟歌R.A.ラファティ著 / 柳下 毅一郎訳俺たちはさつさと家へ帰るべきだが、ここらで誰かの口車に乗せられちまうかもしれないな。だからっ、誰かの口車に乗せられちまうかもしれないな、って言ったんだよっ!唯一無二の作家、ラファティの初期長編...
創元推理文庫

カットスロート

すっかりマイケル・スレイドにはまってしまいました。カットスロート 上マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳カットスロート 下マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳今回はアジアからの刺客人が登場です。アジアということで蛇頭と人身売買ネタもばっちり...
本の雑誌社

都筑道夫少年小説コレクション(5)未来学園

今月発売の「GIALLO No22」は都筑道夫の三回忌追悼特集。途中で中断したままの未発表原稿が見つかったそうで、それが収録されております。ひょっとしたら「退職刑事シリーズ」の長編になったかも知れないものだそうです。それ以外にリスペクト短編...
ハヤカワ文庫SF

独裁者の城塞

復刊したハインラインの「人形つかい」の表紙を見て頭の中を「?」の大群が渦巻きました。たしか主人公は自分のことを「ぼく」と言っていたはずなのだけれども、表紙に描かれた人物はどう見ても自分のことを「ぼく」とは言いそうもありません。おまけに肌を見...
映画

きみに読む物語

「きみに読む物語」を観ました。同居人が観たいと言っていたので付き合っただけで、自分一人だったら観ませんよ。こんなあからさまに泣けと言わんばかりの映画なんて。観たら泣くに決まっています。感動に踊らされる映画なんて観ません。テレビでやっていた映...
ちくま文庫

つむじ風食堂の夜

つむじ風食堂の夜吉田 篤弘著クラフト・エヴィング商會の一人、吉田篤弘の手による物語。クラフト・エヴィング商會の世界が好きな人であれば、この本もきっと気に入ることでしょう。垂れ幕から腕だけ出して見せ物をする手品師。オレンジに電灯の光を反射させ...
ハヤカワ・ミステリ文庫

酔いどれ探偵街を行く

酔いどれ探偵街を行くカート・キャノン著 / 都筑 道夫訳うーむ、さすがに古さを感じさせてしまう文章です。「金銭登録機」なんて言葉が登場しますが、「レジスター」とルビが振られていなかったならば何のことだかわかりませんでしたよ。当時とすれば当た...
早川書房

13のショック

13のショックリチャード・マシスン著 / 吉田 誠一訳何ともいえない嫌な話ばかりでした。オチが決め手の話ではないので、読み始めて最初に思い浮かぶ嫌な結末向けてまっしぐらな話ばかりなのです。嫌な結末を迎えるに決まっている話を読み続けることほど...
創元推理文庫

グール

グール 上マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳グール 下マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳一応前作の続編なのですが、前作の主人公はおろかそれ以外の登場人物も登場しないので、続編と言うよりも番外編に近いような二作目「グール」。今回はイギリス...
ホンの話

来月の気になる本 2006/01

「エンドゲーム 常野物語」 恩田陸 集英社「戻り川心中」 連城三紀彦 光文社文庫「江戸川乱歩全集(28)探偵小説四十年(上)」 江戸川乱歩 光文社文庫「ライトノベル☆めった斬り!(2)」 大森望・三村美衣編 太田出版「サム・ホーソーンの事件...
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