国書刊行会

天の声

来年4月号でSFマガジンが通算600号を迎えます。ついこの間500号の記念号が出たばっかりのような感覚ですが、もう八年も前のことです時の経つのがずいぶんと早い気持ちがします。前回と同様今回もオールタイムベストを募集しています。私も応募してみ...
早川書房

一角獣・多角獣

サミュエル・R.ディレイニーの「ノヴァ」が新装版として出ましたが、表紙があまりにもかっこいいので手にとってレジまで持っていきたくなりました。新たな解説も追加されていたので誘惑に負けそうなのですがここは我慢です。もっとも「ノヴァ」を出すくらい...
文春文庫

ミステリ百科事典

ミステリ百科事典間 羊太郎著間羊太郎の「ミステリ百科事典」を初めて読んだのは高校生の頃だったと思います。式貴士の本を読み始めたのも同じく高校生の頃でした。間羊太郎と式貴士、どちらが最初だったのかは覚えていませんが、同一人物ということを知った...
河出文庫

ビッグ・サーの南軍将軍

ビッグ・サーの南軍将軍R.ブローティガン著 / 藤本 和子訳前回「アメリカの鱒釣り」を読んだとき、少し涼しくなった初秋の頃に「西瓜糖の日々」も読んでみようと書いておきながら、とうに初秋も過ぎて冬となったのにまだ読んでいません。「西瓜糖の日々...
ハヤカワ文庫SF

警士の剣

警士の剣ジーン・ウルフ著 / 岡部 宏之訳四ヶ月かけてジーン・ウルフの「新しい太陽の書」を読もう。ということで、ちょっと挫折しそうになりましたが今月は三巻目の「警士の剣」です。ようやく当初の目的地、スラックスにたどり着きそこでそれなりに平穏...
徳間書店

玉響荘のユーウツ

玉響荘のユーウツ福田 栄一著その昔、徳間デュアル文庫というレーベルがありました。いやまあ今でもあるにはあって、時々思い出したように新刊が出ますが、いつ消滅してもおかしくない状況です。おまけにこの文庫、他の文庫よりも少し大きくて本棚に並べると...
名古屋大学出版会

疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学伊勢田 哲治著「踊っているのでないのなら 踊らされているのだろうさ」は神林長平の「狐と踊れ」の巻頭句です。あまり踊らされたくはないものです。そして騙されたくもありません。まあたいていの人は同様に思っていると思いますが…。...
創元推理文庫

安楽椅子探偵アーチー

安楽椅子探偵アーチー松尾 由美著古今東西のミステリ作家は様々な安楽椅子探偵を作り出しましたが、本当の安楽椅子を探偵にしてしまう作家がいるとは思いませんでした。ひょっとしたら、ハチャハチャSF時代の横田順彌ならば書いたかも知れません。いまだっ...
映画

ブラザーズ・グリム

「ブラザーズ・グリム」を観ました。ティム・バートンの「コープス・ブライド」も気にはなりましたが、ティム・バートンとテリー・ギリアムとどちらを取るかと聞かれれば、テリー・ギリアムの方を取ります。ティム・バートンも好きな監督なんですが、昔と違っ...
漫画

営業ものがたり

営業ものがたり西原 理恵子著浦沢直樹の「PLUTO」(プルートゥ)を読んでいながら、サイバラ版「PLUTO」(プルート)*1を読まないのは片手落ち*2ということで「営業ものがたり」も読みました。で、この本、サイバラ版「PLUTO」である「う...
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