ちくま文庫 ファイティング寿限無 ファイティング寿限無立川談四楼タイトルを見ただけで惹かれてしまう本というものがあります。この本もそうでした。書店でタイトルを見た瞬間、この本は面白いに違いない。そう思ったのです。「ファイティング寿限無」どうです。良いタイトルじゃありませんか... 2005.09.01 ちくま文庫
扶桑社ミステリー 神と野獣の都 神と野獣の都イサベル・アジェンデ著 / 宮崎寿子 訳大森望のオビの文句に騙されてもいいなと思いました。「恩田陸の「上と外」にはまった人、あさのあつこの「バッテリー」にはまった人にお薦め。」恩田陸の「上と外」はまだ読んでいませんが、「バッテリ... 2005.08.31 扶桑社ミステリー
ホンの話 読書感想文 前々から知ってはいたのだけれども、世間では宿題の読書感想文をネットで検索してそのまま利用してしまうということをしている人達がいるらしいです。ネット上にどのくらい本の感想が存在しているのかはわかりませんが、自分だって子供のころにインターネット... 2005.08.30 ホンの話
新潮文庫 格闘する者に○ 格闘する者に○三浦 しをん著漫画喫茶で五時間で18冊の漫画を読み、まずまずのペースだなと言い張る女子大生が主人公。タイトルどおりの格闘し続ける人生。そして地の文にシームレスに挟み込まれる主人公の妄想部分がとても楽しい。しかし、この小説はいき... 2005.08.29 新潮文庫
新潮社 アナ・トレントの鞄 アナ・トレントの鞄クラフト・エヴィング商会クラフト・エヴィングってご存じですか?変態研究の第一人者であった医学者クラフト・エヴィングのことではありません。クラフト・エヴィング商會の方です。クラフト・エヴィング商會を初めて知ったのは、「ないも... 2005.08.27 新潮社
ホンの話 至福 国書刊行会から第Ⅱ期<未来の文学>の発表がありました。・ジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳・アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江訳・アンソロジー<未来の文学> Ⅰ『グラックの卵』 浅倉... 2005.08.26 ホンの話
創元推理文庫 ランクマーの二剣士 ランクマーの二剣士浅倉 久志 / Leiber Fritz冒険の舞台は異世界ネーウォン。No When の綴りを逆から読んだことからも判るように何時知れぬ時代。今回の話は冒頭からいきなり面白い。この「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズ... 2005.08.26 創元推理文庫
角川文庫 14年前の夏の子供達 夏のこどもたち川島誠日本版「キャッチャー・イン・ザ・ライ」とかなんとか書かれているのだけれど、初期の読書体験時にSFとミステリに魂を捧げた人間としては、名作文学には縁が無かったというか、見向きもしなかったわけで、圧倒的にその方面の経験値が少... 2005.08.25 角川文庫
本の雑誌社 都筑道夫少年小説コレクション 幽霊通信 都筑道夫少年小説コレクション(1)幽霊通信を読み終えました。ジュブナイル小説ではあるものの今の時代の子供達にでも通用するかどうかは疑問。ひらがなの多い文章も仕方ないとはいえ読みづらいものがあります。しかし、これはもう都筑道夫ファンのために出... 2005.08.24 本の雑誌社
ハヤカワ文庫JA サマー/タイム/トラベラー2 サマー/タイム/トラベラー 2新城カズマ鶴田謙二の表紙がいいねぇ。本文中で言及されるのだけれど、しっかりと「ゲイルズバーグの春を愛す」の表紙柄の浴衣になっているところが感動しました。はい、終わり。どうも私には合わない話でした。語り口が合わな... 2005.08.24 ハヤカワ文庫JA