白水社

黒い時計の旅

黒い時計の旅スティーヴ・エリクソン〔著〕 / 柴田元幸訳いやはや、なんというか凄い本でした。読み終えるのにいつもの倍以上の時間がかかりましたよ。本文中には「依頼人Z」としか書かれていないのだけれども、あとがきにも裏表紙の紹介にも、おまけにオ...
新潮文庫

アメリカの鱒釣り

アメリカの鱒釣りリチャード・ブローティガン〔著〕 / 藤本和子訳手強い本でした。口当たりは非常に良いのですが、いざ読み始めると手強いことこの上なしです。この本を読むのはまだ十年早かったのではと思いそうになりました。もっとも、本の方からはお前...
光文社文庫

実験小説ぬ浅暮三文「実験小説」など付けずにただ「ぬ」とすれば良かったと思うのですが、本当にもったいない。まあ題名に対しての文句はそのくらいにして、「実験小説」と呼ぶしかない短編を集めたのがこの本。一つにまとまるとなかなかもって壮観というか、...
富士見ミステリー文庫

平井骸惚此中ニ有リ 其五

平井骸惚此中ニ有リ 其5田代裕彦〔著〕この巻でシリーズが完結とあいなりました。振り返ってみると、意外とあっさりと終わってしまったという気がします。たぶん、四巻からそれほど間を置かずに続けて五巻目が出たせいでしょう。五七調の地の文は相変わらず...
映画

ベルヴィル・ランデブー

ベルヴィル・ランデブーを観ました。予備知識なしのまっさらな状態で観たので、見終わって特典映像を見るまで、スタジオジブリがこのアニメを作ったのだと思いこんでいました。「ジブリシネマライブラリー」という表記があったので。登場するおばあちゃんの顔...
ちくま文庫

ファイティング寿限無

ファイティング寿限無立川談四楼タイトルを見ただけで惹かれてしまう本というものがあります。この本もそうでした。書店でタイトルを見た瞬間、この本は面白いに違いない。そう思ったのです。「ファイティング寿限無」どうです。良いタイトルじゃありませんか...
扶桑社ミステリー

神と野獣の都

神と野獣の都イサベル・アジェンデ著 / 宮崎寿子 訳大森望のオビの文句に騙されてもいいなと思いました。「恩田陸の「上と外」にはまった人、あさのあつこの「バッテリー」にはまった人にお薦め。」恩田陸の「上と外」はまだ読んでいませんが、「バッテリ...
ホンの話

読書感想文

前々から知ってはいたのだけれども、世間では宿題の読書感想文をネットで検索してそのまま利用してしまうということをしている人達がいるらしいです。ネット上にどのくらい本の感想が存在しているのかはわかりませんが、自分だって子供のころにインターネット...
新潮文庫

格闘する者に○

格闘する者に○三浦 しをん著漫画喫茶で五時間で18冊の漫画を読み、まずまずのペースだなと言い張る女子大生が主人公。タイトルどおりの格闘し続ける人生。そして地の文にシームレスに挟み込まれる主人公の妄想部分がとても楽しい。しかし、この小説はいき...
新潮社

アナ・トレントの鞄

アナ・トレントの鞄クラフト・エヴィング商会クラフト・エヴィングってご存じですか?変態研究の第一人者であった医学者クラフト・エヴィングのことではありません。クラフト・エヴィング商會の方です。クラフト・エヴィング商會を初めて知ったのは、「ないも...
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