ハヤカワ文庫JA

どーなつ

どーなつ北野勇作こんなに薄かったのだろうかと思ってしまった北野勇作の「どーなつ」。「あとがき」と「文庫の為のあとがき」と「解説」と表紙の絵を描いた西島大介の漫画まであるので、本文は実質270ページ弱。戦争があったらしいが、それが終わったのか...
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弱気な死人

弱気な死人ドナルド・E.ウェストレイク著 / 越前敏弥 訳10年くらい前は ドナルド・E・ウェストレイクの本が翻訳されないという嘆きの声が聞こえて来ていたのだけれども、ここ最近はわりと順調に翻訳されているのでファンとしてはうれしい限りです。...
漫画

音の奏でる漫画

マドモアゼル・モーツァルト福山 庸治著「ピアノの森」の10巻がでました。とりあえず周辺の世界を固め終わって、ようやく本筋の部分に入り始めた感じです。小学生編と比べると、パワーダウンしてはいるものの(まぁこれは子供を描くほうがうまいというせい...
漫画

トランスルーセント 彼女は半透明

トランスルーセント 1これは良い作品です。正直言って、絵はあまりうまくないし、コマ割りなど技術的な部分でも未熟さが目立つのですが……「透明病」という病気が起こる世界、現実の世界と作品内の世界の違いはそれだけです。体が徐々に透明になるというだ...
漫画

長い道

長い道こうの史代夫は甲斐性なし、妻は脳天気。互いに好きあったわけではなく、親の勝手な約束で結婚してしまった二人の話。作者の言葉を引用するのならば、貴方の心の、現実の華やかな想い出の谷間に、偽物のおかしな恋が小さく居座りますようにこうの史代と...
漫画

ひかりのまち

ひかりのまち浅野 いにお表紙の空飛ぶバスに惹かれて衝動買いしました。「ひかりのまち」という新興住宅街を舞台にした連作短編集で、それぞれの話の登場人物は他の話の登場人物と微妙につながりがあります。嫌いな人物ばかりが登場するせいか、絵柄は今ひと...
漫画

残暑

残暑鬼頭 莫宏生理的に受け付けないのについつい読んでしまうのが鬼頭莫宏の漫画です。「ヴァンデミエールの翼」の表紙に、何か惹かれるものを感じ、読んだ後にどうも受け付けないなと思ったのですが、続いて始まった「なるたる」も単行本が出るたびに読み続...
漫画

センス・オブ・ワンダー

特務咆哮艦ユミハリ 1富沢 ひとし富沢ひとしの漫画は好きなのだけれど、富沢ひとしの絵は嫌いです。いや、嫌いというよりもむしろ、生理的に受け付けないといったほうがいいでしょう。中でも彼の描く異生物はひときわ嫌悪感を抱かせます。ここでいう嫌悪感...
ホンの話

閑話休題

なんだか急に読んでいる最中も、読んだ後もさわやかな気分になることができる本が読みたくなって、三浦しおんの「格闘する者に○」を買う。というのはちょっと嘘で、書店の平台の上に三浦しおんの「格闘する者に○」が置かれており、それを見ていたら「この本...
ちくま文庫

トーベ・ヤンソン短編集

トーベ・ヤンソン短篇集トーベ・ヤンソン著 / 富原真弓 編訳トーベ・ヤンソン短編集を買いました。トーベ・ヤンソンといえばムーミンの生みの親のトーベ・ヤンソンです。日本だとアニメのムーミンの印象が強いので原作を読むと、「これは僕のムーミンじゃ...
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