ホンの話

第133回芥川賞、直木賞メッタ斬り

今回はもう止めてしまったのかと思っていましたが、やはりやってくれました。第133回芥川賞、直木賞メッタ斬り候補作の中では「ベルカ、吠えないのか?」しか読んでませんが、これがとってくれたらうれしいですね。
ホンの話

来月の気になる本 2005/8

「クドリャフカの順番」は書店を探し回って見つからなかったのであきらめてネットで買いましたが、「火星ノンストップ」の方もどうせ入荷している書店なんて無いだろうと早々とギブアップしてネットで注文したら、帰りに寄った書店で置いてあったので非常に悔...
角川書店

クドリャフカの順番

クドリャフカの順番米沢 穂信前作、前々作で言及されてきた文化祭がいよいよ始まる。「氷菓」「愚者のエンドロール」もこのための大いなる伏線だった!! ……というのは少し言い過ぎでもありますが、待ち続けてきた甲斐がありました。手違いにより多く刷り...
角川書店

SPEED

SPEED金城 一紀「対話篇」と「フライ,ダディ,フライ」を同時出版して以来ですから約二年半ぶりの新作。二年半待って出たのがゾンビーズ・シリーズかよって思ったりもしたのですが、「対話篇」を読まされた身にとっては期待するレベルが高くなって、ゾ...
創元推理文庫

ジェニーの肖像

ジェニーの肖像大友 香奈子 / Nathan Robert有名過ぎるので、どんな内容なのかは概ね知っており、読んだ気分になっている本の一冊。最初の仮題は「ジェニーの肖像」ではなく「それゆえに愛は戻る」だったので読むつもりだったのだけれど、最...
ホンの話

上半期ベスト10

今年もいつの間にか半年が過ぎてしまいました。今年上半期に買って、読み終わった小説を数えてみると110冊程度ありました。漫画や雑誌、小説以外の本も読んでいることを考えると、まぁそれなりに読んだなぁといった所です。で、その中から上半期の個人的ベ...
角川文庫

楽園のつくりかた

楽園のつくりかた笹生 陽子「死神の精度」が期待はずれだったので「楽園のつくりかた」の方を読み始めたら、一気通読。これは素晴らしい。「ぼくらのサイテーの夏」を読んで、これはただ者ではないと感じた自分の眼力にほれぼれしたりもするけれど、それはお...
映画

サボテン・ブラザーズ

久しぶりに「映画の話」です。深夜にTVで「サボテン・ブラザーズ」を放送していたので見ました。一言で言えば「ギャラクシークエスト」の西部劇版。しかし、こちらの方が先に作られたので、「ギャラクシークエスト」のほうが「サボテン・ブラザーズ」のSF...
文藝春秋

死神の精度 ネタバレあり

死神の精度伊坂 幸太郎第一話を読み終わった後で、この本はどういう理由で死神が「可」を出すか「見送り」を出すかが主眼となる話なんだなと、安易に考えながら第二話を読み、自分の考えの浅はかさを思い知らされました。わずかな期間ではあるけれど絶対に死...
ハヤカワ文庫SF

折れた魔剣

折れた魔剣関口 幸男 / Anderson Poulハヤカワ文庫SFから出ていますが、どこをどう取ってもまごうことなきファンタジーです。初版の1974年当時はまだファンタジーのレーベルであるハヤカワ文庫FTがまだ創刊されていなかったので無理...
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