文春文庫

恋のカタチ

センセイの鞄川上弘美ツキコさん、ワタクシはいったいあと、どのくらい生きられるでしょう。37才のツキコさんと70代のセンセイの、ゆっくりと、そしてゆったりと、季節の移り変わりとともに進んでゆく恋愛物語です。近所の駅前の飲み屋で、やけにうまそう...
講談社

恋の行方

お母さんの恋人伊井 直行この本の書きだしはこうだ。お母さんとお父さんが出会ったとき、お母さんは三十六歳だった。お母さんはわたしを産んだ後、三十八歳で亡くなった。お父さんには、物心がつく前から知り合いだった長いつきあいの友人がいる。二人は幼稚...
新潮文庫

悪人

ラッシュライフ伊坂幸太郎ラッシュライフを読み終えました。あちらこちらで、騙し絵、騙し絵とさんざん言われているせいもあって、中盤過ぎくらいからそれぞれの話のつながりが見えてしまったのですが、それでもおもしろく読めました。「オーデュボンの祈り」...
ハヤカワ文庫NV

「幻想と怪奇 おれの夢の女」

幻想と怪奇 おれの夢の女「ポオ蒐集家」「宇宙怪獣現わる」に続く幻想と怪奇をテーマとしたアンソロジーの第三巻です。ベスト3を選ぶとすれば、・ロバート・ブロック「こころ変わり」 「こころ変わり」は原題が「Change of Heart」。悲しい...
漫画

「ギャラリーフェイク」

ギャラリーフェイク細野 不二彦とうとう完結しました。美術版ブラックジャックとも言われ、作者自身もブラックジャックを意識していたようですが、いうなれば、ビッグコミック系蘊蓄漫画の一つでした。最終話は9話分を使って大きな話でまとめましたが、多分...
雑文

堕落論

坂口安吾の話ではありません。この間、舞城王太郎の「阿修羅ガール」が文庫化されました。ペーパーバック版をもっているので、文庫版は購入する予定は全くなかったのですが、ひょっとしたら解説が付いているのかもと思い、手にとって後ろのほうをぺらぺらとめ...
幻冬舎文庫

安政五年の大脱走

安政五年の大脱走五十嵐 貴久ハードカバーが出たのが2003年04月ですから、あっという間に文庫化されました。一口で言えば、映画「大脱走」の江戸時代版。井伊直弼によって脱出不能の山頂に幽閉された藩士51人と姫。そして彼らに残された時間は一ヶ月...
雑文

銀河ヒッチハイク・ガイド

アメリカで4月29日に公開された「銀河ヒッチハイク・ガイド」北米の興業収入初登場で首位となったらしい。首位になったからといって必ずしもおもしろいという保証はないのだけれど、否が応でも期待が高まってきます。日本での公開は秋頃。ここは銀河ヒッチ...
東京創元社

「アルファベット・パズラーズ」

「アルファベット・パズラーズ」ようやく読了しました。次は大山誠一郎のアルファベット・パズラ-ズです。と予告してから読み終えるのにだいぶかかってしまいました。まぁ、予告してからすぐに読み始めなかったし、合間に他の本を読んでいたりしたので無理も...
映画

ギャラクシー・クエスト

遅ればせながらようやく「ギャラクシー・クエスト」を見ました。テレビ番組「スタートレック」をフィクションではなくドキュメンタリー番組だと勘違いした宇宙人が、敵対する宇宙人の攻撃を受け滅亡の危機に瀕してしまう。それに対抗するため、ウィリアム・シ...
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