histoire 飼育少女 1 女子高生ののぞみはあるとき、生物学の教師に呼び出される。そこで彼女が見たものは奇妙で小さなかわいい生き物だった。ただし、かわいいというのは彼女の主観による。生物学の教師が彼女に差し出すのはヒドラとかフジツボとかナマコ、あるいはクマムシといっ... 2018.05.23 histoire
Vie simple ニューヨーク1997 マニアックで個性的な映画を撮る監督が好きだ。ジョン・カーペンター監督もその一人で、久しぶりに『ニューヨーク1997』を見かえした。カーペンター監督というとこの作品と『遊星からの物体X』がおそらくは一番有名な作品なのではないかと思う。映画とし... 2018.05.22 Vie simple
histoire あげくの果てのカノン 4 4巻目に入って、ああなるほどと思うことができた。大枠の物語としては、クラゲのような異星生物に蹂躙された未来の地球、効果的な戦いはできないものの、異星生物そのものを負傷した兵士の治療手段として用いることで戦死者の数を激減させることに成功し、か... 2018.05.21 histoire
ハヤカワ・ミステリ文庫 『恐怖』 コーネル・ウールリッチ コーネル・ウールリッチあるいはウィリアム・アイリッシュの作品で面白いのは1948年までに書かれた作品だという意見がある。短編はさておき、長編に関していえば『喪服のランデブー』が1948年の作品で、いわゆるブラックシリーズは全て1948年以前... 2018.05.18 ハヤカワ・ミステリ文庫
C’est combien 菜時記 皐月/庚戌 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。妻はときおりこんなことを言う。「私のような人間と結... 2018.05.18 C’est combien
histoire 月曜日の友達 2 読み終えて思うのは、こんなにも上手い絵を描く人だったのかということである。キャラクターこそは写実的ではない誇張された造形であるけれども、それはあくまで顔の造作の部分だけであって、それ以外の部分はデッサンが整っている。背景もキャラクターとのバ... 2018.05.17 histoire
histoire 青猫について 二巻できれいに終わった。もっと長く続くと思ったのだが、潔く、ひたすら斬って斬って斬りまくって、人体はグロテスクに斬り裂かれ、主人公は復讐という目的に向かって一直線に突き進む。もっと紙面を費やして深く物語を描くということもできただろうけれども... 2018.05.16 histoire
histoire 空電ノイズの姫君 1 冬目景の新作。中断したままだった『黒鉄』が15年ぶりに再開するというニュースもあって、楽しみにしているのだが、こちらの新作のほうも面白かった。空電ノイズという題名からSFもしくはファンタジー的な物語だと勝手に想像していたら、その予想は大外れ... 2018.05.15 histoire
histoire アルテミス 『火星の人』の第二作ということで必然的に期待をしてしまう。もっとも、デビュー作がとんでもなく面白かったからといって次の作品も同じくらい面白いものになるのかといえばそれは勝手な思い込みでしかなく、多分、前作と同じ傾向の物語を期待してしまうとい... 2018.05.14 histoire
histoire 本で床は抜けるのか こんな本が出ていたとは知らなかった。文庫化されたので初めて気がついたのだが、文庫化されなかったら気がつかないままだっただろう。僕の趣味は読書なのだけれども同時に本を集めることも趣味といってもいい。最初は、読みたい本があるから買う、そして読む... 2018.05.11 histoire