ホンの話

始まりと終わり

天久聖一の『書き出し小説』は古今東西の物語の書き出しの一行だけを集めた本である。というのは嘘だ。この本に集められたのはこの世に存在しない、ひょっとしたら存在するのかもしれないが、一般的には陽の目を見ることのない架空の物語の書き出しの一行であ...
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海街diary 8 恋と巡礼

あえていうならばものすごくあざとすぎる展開だ。もちろん良い意味でである。前巻の終わりで三女の妊娠のほのめかしがあったことからこの巻ではどういう物語が進んでいくのかは予想はついたのだが、それでも、三女である。それまで狂言回し的な、いわばシリア...
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僕のジョバンニ

デビュー作が新人離れした傑作だったために、期待値が大きくなりすぎてその後の作品に対する評価が少しずつ落ちていくという不運な作家、穂積の新作。とはいっても、長編一作目の『さよならソルシエ』は2巻という短さだったけれども、終盤の予想外の展開は決...
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Bガール

フレドリック・ブラウンの唯一の未読長編ミステリ『Bガール』を読み終える。といいたいところなのだが、本当にこれでブラウンの長編ミステリを全て読みおえたのかというと少々心細い。というのも、『霧の壁』とか『パパが殺される!』あたりは読んだのかどう...
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アンブローズ蒐集家

フレドリック・ブラウンの最後の未訳長編ミステリが翻訳された。これで記憶にある範囲では未読の長編は『Bガール』だけとなったわけだが、ブラウンの長編ミステリを全て記憶しているのかというと怪しい部分もある。それはさておき『アンブローズ蒐集家』はエ...
C’est combien

菜時記 皐月/乙巳

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。妻はときおりこんなことを言う。「私のような人間と結...
Vie simple

電子書籍端末

僕は電子書籍端末としてSony Readerを使っているけれども、残念なことにSonyはSony Readerの開発を止めてしまった。Sony Readerで読むことのできる電子書籍のフォーマットはいくつか種類があって、意外とkindleよ...
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極東セレナーデ

フリースタイル社が小林信彦コレクションというシリーズを出し始めた。この本はその第一弾である。小林信彦というと僕の場合は『地獄の読書録』が最初の出会いで、だから小説家としてではなく評論家もしくはエッセイストとしてのイメージが強い。その後『紳士...
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トラウマ日曜洋画劇場

どういうわけなのかわからないけれどもAmazonのおすすめリストの中にこの本が入っていた。怖いものというのは苦手なのだが、トラウマになりそうな話というのは嫌いではない。というのも、トラウマになりそうな話を聞いて実際にトラウマになることがある...
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AIの遺伝子 4巻

人間並みのAIが実現し、さらには人間並みの人工的な肉体も実現した未来。人間の能力を遥かに超えるものは感情を持たないAIとし、人間と同等の能力のAIは感情を持ちそして肉体も持つ。そして彼らをヒューマノイドを呼び、人間と共存した生活を送っている...
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