C’est combien

菜時記 皐月/戊戌

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。妻はときおりこんなことを言う。「私のような人間と結...
Vie simple

何かが送られ、誰かが受け取る

Amazonのマーケットプレイスで詐欺ショップに引っかかってしまった。自分の買い物ではなく妻がほしいと言っていたものの買い物だったせいもあるがショップの評価も見ずに安いというだけで注文してしまったのだ。もちろんその時点では気づくはずもなく、...
histoire

たましい

高山和雅の新作が出た。惑いの時代を生かされているわたしたち日本人の根底にふれる〝たましい〟の物語ということで、前作『天国の魚』のようなSFではないうえに、長編ではなく短編だ。高山和雅が日本人のたましいをどのように描くのかというのは気になるの...
histoire

ゲルマニア

物語の世界にはバディ物とよばれるジャンルがある。僕の好きなジャンルの物語の一つだ。対象的な主人公二人がコンビを組んで難題に挑むという形式の物語のことを指す。最初のうちはお互いに性格が合わず、いがみあったり、喧嘩したりするのだが、物語が進むに...
C’est combien

菜時記 皐月/己丑

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。妻はときおりこんなことを言う。「私のような人間と結...
histoire

宇宙探偵マグナス・リドルフ

国書刊行会のことなので、刊行予定としては上がっていてもしばらくは出ることはないだろうと思っていた<ジャック・ヴァンス・トレジャリー>シリーズの予定されていた一冊目が比較的あっさりと出た。僕はジャック・ヴァンスのファンなので有無をいわさず買っ...
Vie simple

来月の気になる本

角川文庫『新八犬伝 転』石山 透角川文庫『新八犬伝 結』石山 透角川文庫『黙示録』池上永一河出文庫『蟇屋敷の殺人』甲賀三郎講談社文庫『だれの息子でもない』神林長平講談社文芸文庫『春の華客/旅恋い 山川方夫名作選』山川方夫講談社タイガ『こども...
C’est combien

菜時記 卯月/甲申

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべく...
histoire

犯罪

世間では評判だったけれども、我が家の収納スペースのことを思うと文庫化されたら読んでみようと思っていたので読まずにいたけれども、ここに来て電子書籍化されたことで懸念事項が無くなったのでさっそく読んでみた。作者が刑事弁護人で、自らが遭遇した事件...
histoire

うちのクラスの女子がヤバい 2

前巻で少しだけ登場した、無用力を有効利用しようとする謎の組織の存在があきらかになり、その組織の正体も判明する。その一方で、自分自身でもコントロールすることのできない無用力をコントロールすることの出来る機械が、登場人物たちが通う学校の倉庫から...
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