Vie simple

来月の気になる本

創元SF文庫『イシャーの武器店【新版】』A・E・ヴァン・ヴォークト創元SF文庫『武器製造業者【新版】』A・E・ヴァン・ヴォークト創元推理文庫『領主館の花嫁たち』クリスチアナ・ブランド創元推理文庫『福家警部補の報告』大倉崇裕徳間文庫『突変世界...
C’est combien

菜時記 霜月/庚戌

私の人生は6年前から変わってしまった。と妻はいう。それは僕が妻を医療保護入院させた日のことをいっている。しかし、あれから7年経った。妻が6年前といっているのは単なる勘違いでしかないのだが、僕には訂正してあげる勇気はない。それに僕が訂正しよう...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 86/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『LOVE SYNC DREAM(1)』ジーディー・モルヴァン(作)、藤原カムイ(絵)『LOVE SYNC DREAM(2)』ジーディー・モルヴァン(作)...
histoire

別々の道を同じ方向を見て少し後ろを歩いて行く

雲田はるこの『昭和元禄落語心中』10巻という区切りの良い巻数できれいに終わった。しかし、その構成はというと少し変則的で、1巻では刑務所帰りの元チンピラが落語家に弟子入りするという展開で、その展開からすればこの元チンピラが主人公の物語のように...
histoire

『不死の猟犬』

『不死の猟犬』が面白い。死なない世界が舞台のアクション漫画というのは間違っていない説明だけれども、この漫画の特異な部分はそこではない。死なないからといって不死身なのかというと、必ずしもそうではなく、撃たれれば死ぬし、高いところから落ちれば死...
C’est combien

菜時記 霜月/癸卯

私の人生は6年前から変わってしまった。と妻はいう。それは僕が妻を医療保護入院させた日のことをいっている。しかし、あれから7年経った。妻が6年前といっているのは単なる勘違いでしかないのだが、僕には訂正してあげる勇気はない。それに僕が訂正しよう...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 85/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『Pの悲劇』高橋留美子高橋留美子も藤田和日郎と同じく、とにかく長いお話を描く。どこまでそのことを自覚しているのかわからないけれども、これだけの長いキャリア...
Vie simple

祖国はどこにあるのか

藤原正彦の『祖国とは国語』という本を読んで、自分にとっての祖国とは日本語の事だったのだと思った。僕は帰属意識というものに乏しい。だからといって一匹狼を気取っているというわけでもないし、集団の中にいることが苦手というわけでもない。とはいえども...
histoire

最初の一行

この本は、古今東西の物語の書き出しの一行だけを集めた本である。というのは嘘である。この本に集められたのはこの世に存在しない、ひょっとしたら存在するのかもしれないが、一般的には陽の目を見ることのない架空の物語の書き出しの一行である。そんな、あ...
Vie simple

日々のつぶやき

○月○日介護関係の電話番号で、658371 を”老後は皆いい”と読ませていたものがあったけれども、6583711ならばともかく、658371ならばどう考えても"老後は見ない"になるだろうと思った。○月X日コアラモードの『さくらぼっち』のサビ...
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