histoire

『お聖どん・アドベンチャー』田辺聖子

いまのところ唯一読んだことのある田辺聖子の小説。そもそもSFやミステリが好きでそれ以外の小説には殆ど見向きもしなかった僕がこの本を手にとったのはタイトルが『お聖どん・アドベンチャー』だったからに他ならない。僕の好きな映画のひとつ『ポセイドン...
histoire

『大丈夫。世界は、まだ美しい。』荒井瑞貴

基本的にはこの手のものは読まないのだが、webで公開されていたものをうっかり読んでしまってそのまま買ってしまった。フィクションではなくノンフィクションであり作者の体験した出来事をもとにしたエッセイ漫画だ。中身よりもタイトルに惹かれたという理...
histoire

『トマト・ゲーム』皆川博子

作者名を伏せたまま文章を読んで、作者名を当てるということが出来るほどの本読みではないが、作者によっての文章の違いというのはある程度わかる。どうように、どんなに内容が面白くても文体が合わないという作家の本もあって、そういう場合は読むのに少しば...
histoire

『惑星の影さすとき』

『無限大の日々』につづく八木ナガハルの二冊目の単行本。一話単位で電子書籍として販売されていたけれども、やはりこうしてある程度まとまった形で読むことができるのはありがたい。同人活動だけだと思っていたら商業誌にも掲載されていたことがあったようだ...
histoire

『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン

死には手引き書がない。どうすればいいのか、何が起こるのか、誰も教えてくれない。今まで全然知らない作家だったけれども、久しぶりに見た瞬間にこれは面白い本じゃないかと感じた。320ページほどで24篇+リディア・デイヴィスによる気合の入った序文と...
histoire

『殺さずにはいられない』小泉喜美子

『痛みかたみ妬み』が売れたらしく、その結果こうして次の作品の復刊が成立した。小泉喜美子というと、『弁護側の証人』『血の季節』が代表作で、あとは個人的には『ダイナマイト円舞曲』も入れたいところだが、どれも長編。短編に関してはどうなのか、という...
histoire

『名も知らぬ夫』新章文子

まさか新章文子の短編集がでるとは思わなかった。僕は江戸川乱歩賞を受賞した『危険な関係』しか読んでいなかったが、『危険な関係』はけっこう面白かった記憶がある。なにしろ読んだのは30年以上も前のことなのでどんな話だったのかすら忘れてしまっている...
histoire

『週末の鳥人間』雀野日名子

『終末の鳥人間』のもう一つの話。といっても、続編ではないし、同じ世界の別の登場人物に目を向けた話でもない。『終末の鳥人間』では某国の軍事行動が活発になり戦争へと向かっていく絶望的な世界だったが、こちらはそれが起こらなかったIFの世界の物語な...
Vie simple

来月の気になる本

角川文庫『バック・ステージ』芦沢央ハルキ文庫『パラレルワールド』小林泰三河出文庫『完全な真空』スタニスワフ・レム講談社文庫『Ank:a mirroring ape』佐藤究光文社文庫『ミステリー作家の休日』小泉喜美子光文社古典新訳文庫『われら...
histoire

『タイム・リーパー』大原まり子

正直な話をすれば僕は大原まり子の熱心なファンではない。なので全部の作品を読んでいるわけではなく、その時々で興味をもった作品を読んできただけだった。それはたぶん、大原まり子がSF作家としてだけではなく、1980年代という時代性をもった作家であ...
タイトルとURLをコピーしました