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『バジーノイズ 3』むつき潤

曲作りの才能がありながらあくまで自分自身のためだけに曲を作り、自分のためだけに演奏する。自分の作った曲を聞いてもらいたいとか、いわゆる承認欲求とかそんな気持ちなどまったくない主人公。今までにないタイプの人間を主人公とした音楽漫画ということで...
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『水は海に向かって流れる 1』田島列島

主人公は高校一年の男の子。通っている学校から近いということで家を出て、叔父さんの住んでいるシェアハウスで生活をすることにする。主人公の叔父は会社員として働いていたが漫画家としても活動をしている。そして会社のほうは少し前にやめてしまって漫画を...
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『デブを捨てに』平山夢明

厭なことがあった顔だった。他人の鼻血で真っ赤になったおにぎりを喰わされたらこんな顔になるのかもしれない底辺の人々を主人公にして、彼らのいる場所から少し上の方向へと向かっていくんじゃないのかなという淡い希望を見せながらも、彼らのいる場所はいう...
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『サターンリターン 1』鳥飼茜

『先生の白い嘘』は扱っている題材が題材なのでちょっと敬遠していて、『おんなのいえ』は二巻まで読んだけれども、これはこれで面白いけれどピンとくるものがなく、『ロマンス暴風域』はまだ手を出していない。そんななかで『マンダリン・ジプシーキャットの...
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『機械の精神分析医』岡本俊弥

<機械の精神分析医>シリーズ五編とそれ以外の短編五編が収録された短編集。もともとはオンライン・ファンジン「THATTA ONLINE」で掲載された短編を一冊にまとめるにあたって改稿したものだけれども、改稿前のバージョンも先のサイトで読むこと...
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『三体』劉慈欣

まあとにかく評判がいい。なにしろヒューゴー賞を受賞したぐらい、といってもヒューゴー賞を受賞したからといって必ずしも面白いというわけでもないけれども、しかし中国で書かれたSF小説がアメリカのSF賞を受賞するなんてことは今までなかった。もっとも...
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『年上のひと』バスティアン・ヴィヴェス

ひさびさにバスティアン・ヴィヴェスの新作が出た。といってもバスティアン・ヴィヴェスは バラックとミカエル・サンラヴィルたちとトリオを組んで『ラストマン』を描いていてこちらの方は日本でも翻訳されているのでまったくのひさびさというわけではないけ...
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『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

ずいぶんと聞きなれない名前の作家だが、ナイジェリアの作家だ。過去に翻訳された作品が何作かあったけれども僕も今回の文庫化で初めて知った作家だった。300ページちょっとのページ数で1242円という値段を考えると本の値段もずいぶんと上がってしまっ...
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『あひる』今村夏子

今村夏子と僕は同じ世界に生きていて、同じ世界を見ているはずなのに、今村夏子が書く世界はどうしてこんなにも僕が見えている世界と違うのだろう。どうしてこの世界をこういうふうに書くことができるのだろう。今村夏子の小説を読むとそう感じてしまう。けっ...
Vie simple

今月の気になる本

中公文庫『おばちゃんたちのいるところ』松田青子創元SF文庫『落下世界(上下)』ウィル・マッキントッシュ講談社文芸文庫『子午線を求めて』堀江敏幸光文社文庫『八月は残酷な月 昭和ミステリールネサンス』河野典生創元SF文庫『おうむの夢と操り人形 ...
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