histoire

銃座のウルナ 2

1巻はなかなか刺激的な一冊だった。女性でありながら、スナイパーとして辺境の地で、そこに住む蛮族ヅードの侵略を防衛する任務につく主人公。とそこまでは珍しい設定では無いのだが、蛮族ヅードの造形が異形で衝撃的だ。その衝撃さは実際に読んでみてもらう...
C’est combien

菜時記 弥生/戊子

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻...
Vie simple

アラカン

アラサーとかアラフォーという言葉を使う人はたまにいるけれども、それ以上の年齢、つまり50歳前後を意味するアラフィフという言葉を使う人はほとんどいない。もっともそれは僕の周りのことだけであって、アラサーという言葉を使う人の数と同じくらいの数の...
Vie simple

断捨離

テレビ番組などで40代から老化は始まっているとか、40代から老眼は始まっているという情報に触れることがある。僕が老眼を意識し始めたのは40代の終わりに近いころなので、老眼になるのが遅かったのかと思う反面、自覚したのがその年代であって始まった...
Vie simple

来月の気になる本

河出文庫『見たのは誰だ』大下宇陀児講談社文庫『ともにがんばりましょう』塩田武士中公文庫『痛みかたみ妬み 小泉喜美子傑作短篇集』小泉喜美子中公文庫『バン・マリーへの手紙』堀江敏幸創元SF文庫『迷宮の天使(上下)』ダリル・グレゴリイハヤカワ文庫...
Vie simple

記憶につて

50年以上も生きているといろいろな記憶が積み重なってくる。昔の記憶を探しだし、その当時のことを思い出すことも時々ある。けれども、探しだそうとしても見つからない記憶もまた、沢山ある。それは忘れてしまっても構わない記憶だったのかもしれない。それ...
C’est combien

菜時記 如月/辛巳

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。配偶者が統合失調症というケースというのはあまり多く...
histoire

SF小説から読み解く人工知能 『われはロボット』

カレル・チャペックの『R・U・R』という小説の中で初めてロボットという言葉が誕生した。この小説の中でのロボットは考えるということはできるが、プログラムされた事以外は考えることのできない。しかし物語の途中でロボットは人間に対して反乱を起こして...
histoire

硝子の葦

文庫化されたので読んでみたのだけれども、オビの惹句がいただけない。驚愕のミステリとか度肝を抜く大どんでん返しなどと書いてあって、そりゃあ確かにミステリの味付けがしてあるし、2011年の「このミス」でも16位だったからこういうふうに書いてもお...
histoire

ダンジョン飯

4巻が出たばかりなのに3巻の話題である。今回は水辺に生息する生き物が中心となっている。そこで描かれているものはモンスターにほかならないのだが、この漫画を読んでいると、モンスターと呼ぶよりも生き物と呼んだほうが正しい呼称のように思えてくるから...
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